風紀違反で全治2ヶ月の傷害 経営者と店長逮捕

2017年11月23日報道より

報道によると、風俗店オーナーと店長らが、男性スタッフとキャストの交際をめぐって、トラブルになり、頭を棒のようなもので殴り、全治2ヶ月の重症を負わせ、そのあと車のトランクに閉じ込め監禁したという。
現場になったアパートは、被害者男性が交際していた女性のアパートとのこと。

さて、オーナーと店長が暴行をしたということなので、三角関係というのではなく、いわゆる「風紀違反」をとがめての事件だと思われます。

風紀違反についてはキャバクラの退店と罰金でよく相談がありますが、さすがにここまでやるのはめったに聞きません。
尋常ではないだけに逮捕されるのも当然でしょう。

当方の事務所では、正座させられて殴られたという相談事例は過去にありました。
それにしても、頭を棒で殴って全治2ヶ月というようなほどのものではありません。

キャバクラは、店長が威圧的に風紀違反をとがめることは多いですが、警察に風俗営業許可を申請して公安委員会の許可のもと営業しています。
ですから、普通の経営者は、威圧的だとしても表面化して営業停止になっては困るので、暴力をふるうのは少数といってよいでしょう。

しかし、もしボーイの方がこれだけの暴力を受けたら、ただちに警察に行くべきです。
余談ですが、店長とキャストが男女関係にある場合もあります。
俗にいう色管理というやつでしょうか。
そういう店長と関係のあるキャストに、ボーイが手をだしてしまい、大変な目にあったという事例もけっこうあります。

キャスト自ら店長にしゃべってバレるパターンと、他のキャストから噂が流れてバレるパターンがあります。

キャストが自ら店長にしゃべるようなケースは、ボーイとキャストの根本的なところで信頼関係がまったくないといっていいので、(要するにおたがい遊び)ボーイが孤立させられてしまい、セクハラしたなどと店から因縁をつけられる原因にもなります。

こういう状態で風紀違反の罰金100万円払えなどと言われると、ボーイとしては非常に苦しい立場になります。

なので、もしボーイの人が風紀をした女性とラインをしていてトラブルになりそうだと思ったら、すぐにスマホ以外の媒体にラインの会話をバックアップしておくことをおすすめします。

というのは、店に風紀がばれると、店長にスマホをチェックされ、データを消されてしまうケースが多いからです。
データを消されたあと、風紀をしたキャストと連絡が断たれ、セクハラをしたなどと因縁をつけられたらうまく反論できませんが、バックアップがあれば落ち着いて対応することができます。

そうはいうものの、ある日突然呼び出されて、店長やオーナーに囲まれて風紀違反を指摘されることがほとんどなので、できれば風紀をしてしまった直後から、バックアップをとったほうがいいと言えますね。

もっとも、風紀をするためにわざわざそこまでするのは、面倒くさくて馬鹿馬鹿しいということにもなってきますが・・・・・



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