探偵のふりをして風俗の女性を恐喝

引用元記事:2007年12月14日 静岡新聞より

「探偵のふりをして風俗店の女性から現金20万円を脅し取ろうとして浜松中央署は13日、磐田市〇〇の工員、〇〇〇〇容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
 調べでは、〇〇容疑者は9月30日から10月3日、磐田市内の女性の携帯電話に探偵を偽って「風俗店に勤めた情報をほかに報告しないでほしければ20万円払え」などと数十回にわたってメールを送信した疑い。
 女性が具体的な振込先を指定される前に同署に相談。メールアドレスなどから〇〇容疑者が割り出されたという。」引用終わり。

 さて、客に誘われて店外デートをして、毎回お金をもらっていた風俗嬢が、店を辞めて客と縁を切ろうとしたとたん、脅迫、ストーカー行為や恐喝に及ぶというトラブルはしばしばありますが、このケースは客とは書いてないので、客でない可能性があります。

 ありがちなパターンとして、振込詐欺の集団がどこかからか手に入れた個人情報をもとに、ランダムに連絡して恐喝するもの、SNSや出会い系サイトなどで知り合って何回か会ったあと恐喝するもの、また、知り合いが風俗店で働いていることをたまたま知り、そこから恐喝がはじまるものなどがあります。

 このケースでは探偵を偽装していることから3番目はないでしょう。また、工員とあるので、1番目の振込詐欺集団に属している可能性も低そうです。とすると、2番目、つまり、SNSや出会い系サイトなどインターネットで接点ができ、そこから始まった可能性が考えられます。

 2007年というとインターネットもまだ目新しいイメージがあった頃です。そのころは利用する人の警戒心もゆるく、インターネットで知り合って間もない相手に個人情報をうっかりしゃべってしまい、それをネタにゆすられたり、性的関係を強要されたりという話は、少なくなかったように記憶しています。

 今は世間全体がインターネットにもインターネットのトラブルにもかなり慣れてきたので、この手の被害は減ってきているのではないでしょうか。(あくまで個人的な予測ですが……)ただ、風俗店ではたらいて、店に内緒で客と店外デートしてお金をもらい、その後、客からストーカーされたり脅されたりという話は、今でもよくあります。



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