花粉の季節


3月は花粉のせいで、頭がもうろうとして体がだるい。雨が降ったり急に暖かくなったり寒くなったりと、天気はころころ変わっているが、それでも3月も下旬になり,月の前半よりかはかなり楽になってきた。やれやれ。

前に甲州街道沿いに住んでいたせいか、そのころから鼻炎が副鼻腔炎に悪化して、今も鼻づまりに苦しんでいる。そこで、この春、漢方薬をためしてみたが、これが意外と効果があった。鼻炎や蓄膿の漢方は4つくらい処方があって、体の体質(漢方では証という)にあったものを使う。2種類くらいためしたが、今のところどちらも体質にわりとあっているようだ。

ただ、漢方薬のせいなのかわからないが、ここ数日、なぞの発疹が足や腕に出来ていてかくと血が出るという症状になやまされている。副作用だろうか。もしかしたら残りの2種類の漢方をためしたら、もっとぴったりくるのかもしれないなどとあれこれ考える・・・・・・・

ところで、内容証明のような書類を送るときも薬のように、メリットだけでなく副作用のようなリスクが少なからずある。メリットを最大にしてリスクを最小限にするのがわれわれ士業の腕のみせどころだ。やはりその人の状況にあったものを作らないといけないので、敬語や言葉の微妙な表現にもさじ加減がある。ときに厳しくしたり丁重にしたりといろいろだ。

最近はこういうものをインターネットでダウンロードする人が増えているようだが、クーリングオフのような定型的なものはいいかもしれないが、風俗トラブルのように職場の人間関係などがかかわるものは、そうはいかない。そこで我々のような事務所の需要が生まれる。実際、クーリングオフのようなものの相談より、うちの事務所ではその類いのものが多い。

さて、相談にこられる方は不安があるのでいろいろ質問される。こちらは相談の大枠がわかれば、頭のなかで、このケースはここを強調したほうがいいなとか、ここは控えめにしたほうがいいなとか、だいたい文章のイメージはわいている。しかし、質問するほうは、われわれとは視点がちがうから納得してもらうまでに時間がかかる。結局、原稿をみてもらうのが一番早いのだが、契約する前に見せるわけにはいかないので難儀する。

東洋医学に説明しがたい部分があるように、内容証明も理屈ではわりきれない部分がまちがいなくある。内容証明は固くて事務的で、そして少し威圧的なイメージがあるかもしれないが、必ずしもそればかりでもない。相手と場合にもよるが、余計なことを書いて相手を怒らせる必要はないし、最低限の礼節はあったほうがよい。もっとも、誠意のない相手の場合は、事務的で言葉使いも丁寧さが減るのは避けられないが・・・・・・。


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